インパクトを創出する: Roblox社員とそのミッション

日々、Robloxの社員たち(社内ではビルダーと呼ばれる)は常にテクノロジーの限界を押し広げながら、何百万人もの人々がつながってコミュニケーションしたり、制作や自己表現をさらに充実したものにするための革新的なツールと機能を開発しています。 クリエーターの作品の保護からデータを基にした製品展開戦略の開発に至るまで、当社の社員たちはより安全なネットコミュニティでのデジタル表現を強化し続けています。

ルバスリ・カリダス(Rubasri Kalidas):クリエーターの作品保護に役立つツール開発

ルバスリのチームは、どのバーチャル空間にも欠かせない アセットの作成、保存、取り出しが出来るツールを開発しています。 これには、アバターのボディパーツ、モデル、ギア、場所なども含まれます。

最近のプロジェクトでは、ルバスリのチームは新しく作成されたアセットが正式な公開日前に公開されてしまっていたことに気づきました。 プレイヤーにとっては、せっかくの新アイテムのリリースの楽しみを奪うものであり、クリエーターにとっても問題になりました。中には、アセットを公開日まで非表示にしておくために独自の対処法を編み出したクリエーターもいました。 そこで、このチームはクリエーターがアセットを共有する方法とアセットのアクセス方法を細かくコントロールできるようにすることで、この問題を解決しました。

8月には、チームは新しい オーディオとビデオのアセットプライバシーと権限機能の実装を開始しました。 この機能は、クリエーターがプライバシーを完全に保護しながら、プライベート設定になっているオーディオとビデオアセットをクリエーター仲間と共有できるようにします。 チームはアセットのプライバシーと権限機能を強化するためのより幅広い取り組みの一環として、今後数ヶ月間で追加機能を実装する予定です。

何百万人ものクリエーターの皆さんにスムーズな利用体験を提供するために、Roblox(ロブロックス)では、チームワークは不可欠なものです。 ルバスリのような社員は、共同作業がどのように当社の成功の原動力になっているかを示すいい例です。 「このプロジェクトに取り組むために、独自の目標と視点をもつ複数のチームの担当者と緊密に協力しました」とルバスリは語っています。 「ぞれぞれにメリットとデメリットがある数多くの解決策を検討しました。 適切な解決策を見つけるには、積極的な傾聴と学びが必要でした。 最終的に私たちは合意に達し、一つの提案を上層部に伝え、賛同を得て、素早く実行に移しました」。

ルバスリ・カリダスは、クリエーターの作品を保護するための新しい強力なツール開発などに取り組む上級ソフトウエアエンジニアです。

リタ・シェン(Rita Shen): バーチャル空間内の安全強化のためにクリエーターが使用するテクノロジーを構築

当プラットフォームで活躍するクリエーターは、プレイヤーが安全で温かく迎え入れられていると感じられるようなバーチャル空間を作成することに情熱を持っています。 当社のチームと共に、クリエーターは自作のバーチャル空間内でのマナー向上に積極的に取り組んでいます。 最近では、クリエーターにとっての課題として、別アカウントを使用してアカウント停止(バン)を回避しようとする迷惑なユーザーの問題が発生しています。 アカウントの識別と認証についての別のプロジェクトでの聞き取り調査の際、リタは別アカウントについての詳細を明らかにしました。その後、クリエーターがプレイヤーにとって安全な空間を維持できるようにする効果的なツールを開発するチームを指揮しました。

リタのチームは、開発者によるバーチャル空間内での内容審査を強化に役立つ、アカウント検証ツール開発で極めて重要な役割を果たしました。 認証機能をさらに確実なものにし、ユーザー体験を邪魔することなく安全性を強化するために、電話番号の確認や本人確認書類の認証(IsVerified APIなど)を含むさまざまな方法を模索し続けました。 「プレイヤーが自分のアカウントの認証に応じてくれるのか分からなかったため、ユーザーの使用率をテストするための一連の小さな実験を行いました。 電話番号の確認と本人確認書類の認証ではどちらの使用率が高いかを調べようとしていました」とリタは語りました。

最終的にリタのチームは、1人のユーザーに関連した別アカウントを識別し、アカウント停止にすることで開発者が規約違反の常習者に直接対処できるようにする新しい機能(Ban API)を開発しました。

「コミュニティ向けに何かを制作することは、ゼロからの取り組みのように感じます。 コミュニティのメンバーと直接関わり、一緒にイノベーションを起こす機会が与えられます。 私たちのチームには、コミュニティからの意見や提案に素早く対応する権限が与えられているため、Robloxでの私の仕事は、起業家がすることに似ていると感じています。 その結果、複数の分野で成功を収めました。プラットフォームの安全性が向上し、開発者は素晴らしいバーチャル空間を制作することにもっと時間を使うことができるようになりました」。

リタ・シェンは主任プロダクトマネージャーで、クリエイターがポジティブで安全なバーチャル空間を作るためのテクノロジー構築に取り組んでいます。

ウェンジン・チェン(Wenjing Zheng): データに基づく製品に関するチームの意思決定を導くモデル開発

ウェンジンのチームは、製品開発を加速しつつ会社全体でデータに基づく意思決定を可能にし、拡張性のあるデータサイエンスに基づく解決法を提供しています。 「これまで考えもしなかったビジネスにおける点と点をつなげる新しい方法を生み出しています」とウェンジンは語ります。

「当社は急成長しているため、業務のペースは社員にとって共通の悩みです。 飛行機を操縦しながら、飛行機を作っているように感じることもあります。 集中力を持続させるには、優先順位に関して全員が一致した見解を持つことが重要です。 データは、何が最も重要かを客観的に測定し、適切なものを適切な順序で作り上げるのに役立ちます」。

理想的なものを作ることに集中するため、ウェンジンのチームは長期的なユーザー価値評価モデルを作りました。これは、製品戦略が確実にRobloxの長期的な目標に見合うものにするためのツールです。

「このモデルは、様々な製品の効果的な運用や取り組みがどのようにユーザー体験とクリエーターの経済活動システムに影響を与えるかを長期的な視点から理解するのに役立ちます。 これは、どのような長期的な視点を持って製品開発を行うべきかの指針となります」とウェンジンは語ります。

このプロジェクトは、個人の貢献者から会社の役員にいたるまで、Robloxで活動するすべての人がこの目標に向かって一致団結して製品に関する決定を行いたい、という願いから生まれました。 2024年3月に発表した 『ザ・ハント』はその一例です。

ウェンジンは、ライブイベント開催がコミュニティに与える影響と、長期的な当社のビジネスへの貢献度を評価する役割を担っていました。 ウェンジンは、イベント開催によるユーザーの満足度、訪問者数、プラットフォームで費やした時間などへの影響を把握する作業を始めました。

「このイベントによって生み出されたサブカル的な副次効果と、ユーザーの盛り上がりを目の当たりにすることは本当に素晴らしいことでした。 イベント開始時 には、80万人のユーザーが訪れ、2億1200万件以上のクエストをクリアしました。

ウェンジン・チェンは主任データサイエンティストでデータに基づく製品に関するチームの意思決定を導く長期的なユーザー価値評価モデルを開発しました。

よりよい世界を共に創る

ルバスリはRobloxでの仕事について「私の仕事は単にプロジェクトを遂行することよりも、さらに大きな目的に結びついていると感じています」と語っています。 当社は、コミュニティとコミュニティが望むものを大切にしています。 当社の役員は、問題を特定して解決策を見つけるために迅速に行動することを奨励しています。 コミュニテイを尊重し、こういったプロジェクトを先導できる人材を確保できる懐の深い企業で働けることに私は誇りを持っています。

Robloxは、キャリアを発展させる機会と長期的な影響力のある仕事を提供しています。 一緒に創造しませんか? 詳しくは、 採用情報 をご覧ください。募集中の 求人情報はこちらをごらんください。