誰でも気軽に制作・表現できるマーケットプレイスを
- 史上初、マーケットプレイスで誰でも気軽に制作できるようになりました。
- クリエーターやブランドがユーザーに働きかけるには最適な場所です。
- マーケットプレイスのパーソナライズを進めて自己表現を促進しています。
- マーケットプレイスを安全に保ち、クリエーターやブランドのIPを守るため新ツールや新システムを開発中です。
Robloxで作られているのは没入感のあるつながりの場。7150万人のユーザー*が日々楽しく過ごし、友達と集まれる場所です。
Robloxで見つかるものはほとんどが、世界中のクリエーターの手によって作られています。 クリエーターがユーザーを楽しませるバーチャル空間、アバター、衣装、アクセサリーを作りやすくするのが私たちの仕事です。
2019年より、アプリケーションを通じて一部の人々が3Dアイテムをマーケットプレイスで販売することが認められてきました。ユーザーが買い物をしてアバターで自分を表現するための重要な場所です。
これからは誰もが、マーケットプレイスで作り手の側に立ちやすくなります。 今回の変更はクリエーターとブランドにとって重要なステップとなるでしょう。様々なアバター、衣装、アクセサリーをユーザーに届けやすくなるのです。
すぐにマーケットプレイスは多くの良質なコンテンツであふれることでしょう。これは素晴らしいことです。 数百万人のユーザーが毎日マーケットプレイスを訪れています。2023年12月にはその約71%がアバターを編集しています。 また、何十億ものアイテムが購入されてきました。2023年の最初の9か月だけで、16億のデジタルファッションアイテムが取引されています。 ブランドの活動も著しく、2023年にはブランドパートナーが総計2700万ほどのアイテムを販売。
その偉大な例がアディダスです。 Rush_Xさん、CoffeeNerdzさんのようなクリエーターと協力し、何百種類もの個性あるアイテムを生み出してくれたブランドです。このネックピースのような限定販売アイテムもあります。 あのアディダスのスポーツ・ライフスタイル製品がRobloxにやって来た上、ユーザーが自分のアディダスアイテムや衣装を作れるバーチャル空間も企画中とのことです。
マーケットプレイスに多様性をもたらすことで成功したクリエーターもいます。 その素晴らしい例が、当初からマーケットプレイスのクリエーターだったLirnさん。黒人系のヘアスタイルをゲームでも現実に近づけようとしました。 ヘッドスカーフ, バントゥノット ツインテール・ロックス、ボックスブレイズなどを制作した彼女は独学のクリエーターで、グッチのようなブランドともコラボしています。 LirnさんのアイテムはRobloxで何百万個も売れています。
制作の入口を広げることでLirnさんのようなクリエーターが増えるかもしれません。 さて、私たちは3つの軸でマーケットプレイスの改善に取り組んできました。
- 誰でも制作しやすく
- 自己表現しやすいマーケットプレイスを
- 健全なマーケットプレイスの土台作り
誰でも制作しやすく
3Dアイテムを誰でも制作し、マーケットプレイスやバーチャル空間で販売しやすくすることは始まりに過ぎません。 これまでの経験を問わず気軽に制作できる新しい方法を開発することで、Robloxでビジネスに成功するプロクリエーターを増やしていきたいのです。
例えば、新しいアバターの自動設定ツールはAIを活用し、高速・自動で3DモデルをRobloxで使用できる形式に変換できます。 このツールは今後幅広く実装される予定です。アバターを作るのにかかる時間を大幅に短縮できるでしょう。
また、近日中にクリエーターやブランドがアバターアイテムの売買に特化したバーチャル空間をカスタムできるテンプレートも提供される予定です。 例えばDress to Impressは多様性を尊重するバーチャル空間で、ファッションモデルのように歩いたり、他の人の見た目に投票できます。
このようなバーチャル空間の数は増加しているので、まずマーケットプレイスに取り入れることから始めてクリエーターやブランドとユーザーのつながりを強化したいと考えています。
自己表現しやすいマーケットプレイスを
私たちはマーケットプレイスの買い物をもっと刺激的で、パーソナライズされた、ソーシャルなものにしたいと思いました。 来年にはただアイテムが並べられるだけではない、アバターファーストな買い物体験を提供したいと考えています。 コンテンツはパーソナライズされ、より多様に、買い物はよりソーシャルになるでしょう。 クリエーターやブランドがユーザーに働きかけ、コレクションを共有するための新しい方法にもなります。
アバターファーストな買い物体験
マーケットプレイスは当初から、個別のアバターアイテムの販売に特化していました。 ですが、ここでマーケットプレイスに進化が起きます。 見本となるアバターや衣装の組み合わせからヒントを得て、その一部や一式をまとめて購入できるのです。 マーケットプレイスの買い物は現実と同じような形になるでしょう。 アイテムを探した時、既存のコレクションやこれから着たい物と合わせたらどう見えるかを確認できるようになるのです。
マーケットプレイスで買い物するということは、アイテムを組み合わせてアバターをコーディネートするのが目的ですからね。重要な機能です。 ユーザーは60%の買い物で複数のアイテムを購入しているというデータもあります。
それから衣装の検索もできるので、 クリエーターやブランドは個別のアイテムを売るだけでなく、完成されたコーディネートやアバターの見本を示すことができます。 クリエーターが他の人の手によるアイテムとコラボする形で衣装を販売することもできるでしょう。
多様でパーソナライズされたアバターコンテンツ
多くのRobloxユーザーが自分を表現することを望んでいます。 そのために買い物体験はパーソナライズされていて、アバターのカスタマイズ画面への移行もスムーズであるべきです。 だからこそ、すべてが実現できる新ツールを開発中です。
AIはRobloxで必須のテクノロジーとなり、制作や安全などの分野に貢献しています。 全員に同じリストを表示するのではなく、AIがそれぞれに合ったアイテムを表示してくれる日も近いでしょう。 各自のスタイルに合ったクリエーターやブランドの商品、友達の間で人気の衣装が表示されるかもしれません。 ハロウィンやクリスマスなど季節のコレクション、トレンドの買い物系バーチャル空間にも出会えるかもしれませんね。
ソーシャルなマーケットプレイスでユーザーの創造性を発揮
デジタルファッションがインスピレーションの源となる傾向は高まりを見せています。新時代のファッションデザイナーたちは間違いなくRobloxに現れます。 RDC 2023では、Roblox作品の物理レプリカの展示がありました。2人のパーソンズデザインスクールの学生の手によるものです。
将来的には、新クリエーターや新ブランドを見つけやすく、常に最新の商品をチェックできるようにする予定です。 クリエーターやブランドの側にも、ユーザーに働きかけて作品を紹介できる新しい方法が提供されるでしょう。
多くの人にとって、アバターは友達とつながる方法の1つ。 新しい衣装をシェアする手助けもしたいと思います。 多くの人はすでに、外部のプラットフォームでスクショや動画を投稿することでシェアしています。
WhoseTradeさんは20種類のアイテムで10万販売を記録しました。5万販売を達成した数はもっと多く、非凡な例です。 彼は電子音楽ブランドのMonstercatとコラボして、希少な100万Robuxの限定アイテムを販売。ニベアともコラボしています。 彼もソーシャルメディアに作品を投稿することで多くの注目を集めました。
近日中に、ユーザーは新しく買ったアイテムや作ったばかりのアバターをRobloxでシェアできるようになります。 多くの人がもっとクリエイティブになれるはずです。 キュレーターやインフルエンサーの役割を果たしやすくなり、クリエーターの宣伝にもなります。
健全なマーケットプレイスの土台作り
クリエーターやブランドの成功を後押しする新しい方法も開発しました。 そこに含まれているのは、IPを守り、収益を最大化し、競合価格の管理をシンプルにするツールです。
作品を保護する
新しくリリースされた知的財産権管理機能はクリエーター、開発者、ブランドによるコンテンツやIPの管理を補助し、削除申請に関する透明性を高めるためのものです。
また公開手数料システムの存在により、クリエーターはよくあるアイテムで買い手を惑わすのではなく、自分の一番の作品に集中するようになります。
さらにアカウンタビリティと悪質ユーザー対策のため、Robloxでビジネスをしたいクリエーターは本人確認書類の認証を済ませる必要があります。 マーケットプレイスのポリシーは守られ、違反者はプラットフォームから締め出されるでしょう。
需要と供給に合わせた経済
この仮想経済に市場の状況を反映させられるよう、需要と供給に応じてマーケットプレイスの価格が変動する新システムを組み込みました。
アイテムにどれくらいの値段をつけ、変化する需要に合わせて値段をどう上げ下げするかの判断は、一部のクリエーターにとって困難でした。適当な値段をつけてしまうと、売る側も買う側も得しません。
新システムでは市場の状態に合わせてスマートな価格が設定できます。需要に応じて、自動でアイテムカテゴリー内の最低価格が設定されるのです。 この動的な価格に対しどれくらい高い値段をつけるのか、ルールを設定してコントロールできます。 消費者側はフェアな価格でアイテムを入手でき、クリエーター側もフェアな収益を受け取れるはずです。
多様な表現の選択肢
創造と自己表現の選択肢を広げることで、Robloxのエコシステムは豊かで力強くなります。 お気に入りのアイテムと出会う機会を増やし、クリエーター層を広げるツールやシステムを開発できることを喜ばしく思います。
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* 2023年第4四半期
** 画面はイメージです。 実際の機能やビジュアルは環境によって異なり、いつでも変更の対象となります。